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建築日和

kousya.exblog.jp

パッシブデザイン

 ここ最近の暑さで、夏でもないのに熱中症になりそうな僕ですが、すごい発見を今更してしまいました。
築数十年の古い長屋で図面を描いているのですが。今まで窓は開けても玄関を開けることはしていませんでした。
それが玄関を開けたとたん事務所の中が一瞬にして夏から春に戻りました。
 前からパッシブデザインには興味がありいろんな本などを読んでみてはいましたが、自分がリアルに体験できたのは、よかったと思います。
そもそもパシッブとは「受け身・消極的」その対意語でアクティブ「活動的・積極的」という意味があります。
人生においてはアクティブに行こうと思いますが。
 太陽の熱や光、地中の熱、風、雨・・自然にもともとあるエネルギーのことを パッシブエネルギー と言い 
このエネルギーを機械の力に頼ることなく利用するシステムを パッシブシステム と言います。
 これらを最大限利用する建築をデザインすることが、パッシブデザインとなるようです。知れば知るほど奥が深く、風、光、熱や温度、それと人が感じる心地よさ、その地域の気候や風土に十分な知識が必要になってきます。
 従来の機械に頼った快適な住宅ではなく、自然の力を最大限活用し心地いい空間を作ることが、これからの自分の目標になりそうです。
 原発の問題もそうですが、事故が起こるまで、ごく1部の人が反対していただけで、自分も含め多くの人が賛成でもなければ、反対もしない中立な立場を持っていたように思います。
 しかし、原発に関してはYESかNOしかないように思います。
 今、僕は限りなくNOに近づきつつありますが、完全にはNOと言いきれません、まだ、パッシブデザインに十分な知識もなく、機械(電気)に依存した生活を送っているからです。パッシブデザインで計画された住宅が増えたところで、原発がなくなるかどうかは分かりませんが、間違いなく消費電力は抑えることができると思います。
 これから、長いスパンでこれらのことに取り組もうと思います。
そしていつか、原発をNOと大きな声で言ってやろうと思います。
 
by kenchikukousya | 2011-06-24 10:33 | 建築
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